君津中央病院公式サイト

Font Size

SCREEN

Cpanel
現在地: ホーム 医療技術局 放射線技術科

MR検査


MRとは(magnetic resonance:磁気共鳴)の略で非常に強力な磁場と電波を使って人体・臓器などの様々な断面像を撮像する検査で、これによって得られる画像をMRI(MR imaging)といいます。原理は強い磁場を持つMR装置の中の人体に外から電波を発信します。すると体内の水素原子が共鳴し微弱な電磁波を発生し、この電磁波を受信測定して画像化する装置です。外見はCT装置と似ていますが最大の違いはエックス線を使わないので被ばくがないということです。 しかし強力な磁場下の検査のため体内に埋め込まれたペースメーカーや金属や磁性体をお持ちの方は検査を受けられないことがあります。検査は大きな磁石の狭いトンネルに入り、そして装置から独特の連続音が聞こえて狭くてうるさいという印象です。検査時間は10分から20分位要しますが痛みはありません。 
検査部位は頭部・頚部・脊髄・胸部・腹部・骨盤・四肢・関節・全身の血管・乳腺など多岐にわたる検査オーダーを受けています。また急性期脳梗塞などの鑑別診断のため24時間体制でMR検査を行っています。

MR1.5T-1 MR3T-1

2023年8月22日 掲載内容定期更新実施

脳血管・胸腹部血管造影検査


カテーテルという数㎜の細い管を目的の血管まで挿入し、目に見えない血管を造影剤により画像として診断する検査です。現在では診断カテーテル検査に加えて撮影装置、カテーテル、ステント、塞栓物質などの医療器具等の進歩によって血管造影手技下の低侵襲治療が盛んに行われています。本院の脳神経外科では動脈瘤に対して塞栓術が行われています。また外科・消化器科・耳鼻科などで腫瘍血管への抗がん剤動注や腫瘍血管塞栓術を行っています。このように、血管造影検査の目的はカテーテルを使って血管内から血管造影の手技を応用し外科的手術によらないIVR治療に移行しつつあります。血管造影室では各診療科の医師と診療放射線技師・看護師がIVRに取り組んでいます。
20140708_DSA2-1 20140708_DSA1-2

脳神経外科診療実績
脳神経外科リンク
http://www.hospital.kisarazu.chiba.jp/shinryo-shokai/noushinkeigeka.html

消化器科放射線科処置件数
消化器内科リンク
http://www.hospital.kisarazu.chiba.jp/shinryo-shokai/syoukakika.html


2023年8月22日 掲載内容定期確認実施

心臓血管カテーテル検査


冠動脈カテーテル造影検査は循環器疾患なかの虚血性心疾患や心筋梗塞などの診断に欠くことの出来ない検査の一つになっています。
本院では診断カテーテルの他に、PCIと呼ばれる心筋梗塞の治療や緊急のカテーテル治療を行っています。その他にも下肢のPTA(経皮的血管拡張術)、ペースメーカー埋め込みなど多くの治療を行っています。
心カテ室では循環器科医師と看護師、臨床工学技師、診療放射線技師がチームとなって、この専門性の高い検査や治療にあたっています。
冠動脈カテーテル造影検査 kate2

循環器科診療内容と実績リンク
http://kimitsujunkan.iinaa.net/jisseki.htm


2023年8月22日 掲載内容定期確認実施

RI検査


RI検査は放射線(γ線)を放出する「放射性医薬品」を投与し、目的とする臓器や組織に集まったところをガンマカメラという機械を用いて撮像する検査です。放射性医薬品は静脈から注射するものもあればカプセルを飲んでいただくものがあり、いわゆる薬として人体に直接働きかける効果、効能はなく、あくまでも診断のためごく微量を使用するので副作用などはほとんどありません。RI検査は臓器や組織の機能・代謝情報を得ることができ、当院では主に骨・肺・心臓・脳血流・内分泌系・腫瘍などの検査を行っています。検査目的によってSPECT画像(多断層画像)を用いた画像の作成や解析処理を行い、さらに有益な情報を得るために核医学検査による機能情報とCT画像を重ね合わせたSPECT-CT検査も行っています。検査のお部屋を替えるなどの手間もなく、診断に役立つより多くの情報を提供するよう私たちは心がけています。

また、当院では放射性医薬品から放出される放射線(β線)を利用したRI内用療法も行っており、外来診療にて骨転移に伴う疼痛の緩和や、甲状腺機能亢進症・甲状腺癌の治療に用いられています。

spect ct

2023年8月22日 掲載内容定期確認実施

PET-CT検査


PET-CT装置はPET装置とCT装置を1つの装置として組み合わせた装置です。PETとは下図(左)のようにポジトロン(陽電子)を放出し、消滅放射線(γ線)を出す放射性同位元素を含む薬を投与し、その薬の分布や集まり具合から体の機能や代謝を画像化する装置です。CTはX線を使いコンピューター上で体を輪切りにし、病気の位置や形を画像化する装置です。PET-CT装置とは、この2つを組み合わせ、体の機能や代謝と、病気の位置や形を同時に画像化する装置です。当院では、18F-FDGという放射性同位元素を含む薬剤を当日の検査前に取寄せ、検査を行っています。18F-FDGは、ブドウ糖代謝の盛んな正常組織や、腫瘍・炎症などの病巣に集まります。この性質を利用してPET装置で18F-FDG の集まった場所を検出し、CTの位置や形の情報と合わせて総合的に診断するのがPET-CT検査です。通常の撮像では、18F-FDGを投与後、全身に薬が分布するまで待機室と呼ばれる専用の部屋で安静にしていただいたのち、検査室へ移動して、頭から足の付け根の範囲を約20分程度かけて撮像します。より診断の精度を高めるために1回目の撮像の後、時間をあけて2回目の撮像を行うこともあります。この場合も、1回目同様に2回目の撮像まで待機室で安静にしていただきます。2回目の撮像を含めて検査室へ入室してから約2.5~3時間程度時間がかかります。当院のPET-CT装置では、呼吸の動きに合わせて撮像ができます。専門の医師の指示により、特に呼吸の動きの影響を受けやすい肺や上腹部に対して行い、呼吸による影響の少ない画像を得ることができます。

FDG PET-CT予約の流れ(医療機関さま向け)はこちらをご覧下さい。


2023年8月22日 掲載内容定期確認実施

現在地: ホーム 医療技術局 放射線技術科