初期臨床研修 病院長ごあいさつ

当院で初期研修を希望される学生さん方へ

病院長 海保 隆

kaiho takasi  初期研修医制度は2004年にスタートしましたが、その前年の夏に“丘の上”の旧病院より今の丸い新病院へ引っ越しました。すなわち現在の病院は初期研修医制度とともに歩んできたといえます。当院の特色を一言でいうと、地域の一般急性期型の中核病院であり、“地域がん診療拠点病院”、“新生児センター”等を兼ね備えた、多種多様な疾患の患者さんが集まる病院と言えます。いわゆる“common disease”から3次救急まで多くの症例を経験できるのが最大の特徴です。
 病院全体で30を超える診療科を持ち、大学病院に匹敵する数かと思われます。そしてこれらの診療科の先生方がひとつの医局内で毎日顔を合わせ、診療科の垣根のないことも大きな特色です。研修する科の選択は研修医の希望で、年度途中でも自由に変更できる柔軟性があります。また、精神科は木更津病院(精神科単科の病院)、袖ケ浦さつき台病院(精神科の入院ベッドを持つ総合病院)、地域医療は富津市千種新田にある大佐和分院をはじめ、玄々堂君津病院、北海道日高にある静仁会静内病院などと連携しており、県内外で研修できるようになっています。当院は県内に2つあるドクターヘリの基地病院であり、救急科研修中に、研修医もヘリ業務に参加できるのも人気の一つとなっています。土日祭日には“ER当直”と称し、walk inの患者さんのfirst touchを初期研修医の先生に経験してもらっています。当院の当直は外科、内科、循環器、脳神経、産婦人科、小児、新生児、救急の8科当直体制であり、後ろには経験豊富な各科専門医の先生が付き指導する体制をとっています。
 最近はチーム医療の重要性が叫ばれていますが、当院でも医師、看護師、薬剤師、検査技師、リハビリ、ソーシャルワーカーをはじめ様々な職種の方が協力して患者さんの治療にあたっており、研修医もこの“チーム医療”の輪に入り、病院の大きな戦力となってくれることを期待しております。また各職種の方々と“病院全体で研修医を育てる”ことを心がけています。来年度には“新専門医制度”もスタートする予定です。初期研修の間に将来の自分の方向性を決定し、専門医を見据えた研修が望まれます。
 当初一学年9名(千葉大学たすき掛け4名を含む)でスタートした君津中央病院初期研修は、現在一学年18名(千葉大学たすき掛け4名を含む)まで増え、県下でも1,2を争う初期研修の人気病院となってきました。ここまで育てていただいた多くの病院職員関係者に感謝するとともに、ますます多くの研修医が当院を巣立ってくれることを祈願しております。                    (2016.4.15)