歯科用デジタルパノラマ・CT X線装置

パントモ、顎関節断層撮影に加え、歯科用コーンビームCT(CBCT)が撮影できます。
CBCTとは、歯科に特化したCT装置で、骨や歯を撮影するコーンビーム方式を用いているため医科用全身CT装置に比べ、はるかに被ばく量が少なく撮影することが可能です。
当院の医科用全身CTでは最小スライス厚0.625mmですが、歯科用CBCTでは0.12mmとより微細な歯や顎の骨の状態を把握できる画像データが得られます。

 

CBCTの適応は以下の通りです。

  1. インプラントの術前・術後検査(手術計画時のインプラント植立部位の歯槽頂から下顎管までの距離測定、頬舌的な植立方向の確認などの3次元的観察)
  2. 埋伏(智)歯と(下顎管、顎下腺窩、切歯管、上顎洞)解剖学的構造の位置確認
  3. 歯根破折
  4. 歯槽骨の疾患への臨床応用
  5. 副根管に起因する歯髄炎、根尖性歯周炎の確認など

医科用 CT では、広範囲な領域の診断および手術のプランニング、腫瘍性病変の診断、CT 値による評価が必要な症例が、外傷性顔面骨折等が原則として対象となる。
当院では、CBCTと医科用全身CTを目的別に使い分けることで、より患者様に有益な画像を提供いたします。

歯科用デジタルパノラマ・CT X線装置 歯科用デジタルパノラマ・CT X線装置

2025年2月21日 掲載