製剤室

2025年08月25日 掲載内容定期更新実施

《高カロリー輸液調製》
高カロリー輸液は中心静脈栄養(TPN:Total Parenteral Nutrition)とも呼ばれ、心臓に近い太い血管から高濃度の栄養輸液を投与することでエネルギーや体に必要な栄養素(糖質・アミノ酸・脂質・電解質・ビタミン及び微量元素)を補給することができ、経口・経腸的に栄養摂取ができない患者さんに対して投与されます。
製剤室では高カロリー輸液をクリーンベンチにて無菌的に調製しています。

《院内製剤調製》
多様な疾病をもつ様々な患者さんに対して最適な薬物療法を行うためには、医療用医薬品だけでは対応できないことがあります。この個別の医療ニーズに応えるべく、日本病院薬剤師会の「院内製剤の調製及び使用に関する指針」に則り病院薬剤師により調製されるものが院内製剤です。
院内製剤は、「調剤の準備を目的とするもの」「治療・診断を目的とするもの」「医療に用いるが治療・診断目的ではないもの」に大別でき、当院では薬事委員会又は倫理委員会の承認後、患者さんに十分な説明と同意を得たうえで使用しています。

《抗がん薬調製》
平成16年に外来化学療法室が設置され、平成17年より外来における全科の抗がん薬、平成21年より入院の抗がん薬の調製を開始しました。
薬剤師が事前に処方箋と電子カルテを見て、病名や薬剤の投与量、検査値を確認し、処方内容が適正かを確認しています。
当日医師から化学療法実施の指示を受け、再度検査値等の確認を行い、抗がん薬を無菌的に調製しています。
調製時には、バーコードによる患者名・薬剤の確認、重量監査システムによる薬剤秤取量の確認、第三者によるシリンジ採取量の確認を行うことで、患者さんに効果的で安全な薬物治療が行われるよう努めています。

安全キャビネット  

《レジメン管理》
がん患者さんに対して標準治療が行われるようにレジメン管理をしています。そのレジメンを基に、適切な投与量、投与間隔、制吐剤・抗アレルギー薬等の必要性の確認を行い、患者さんひとりひとりにあった抗がん薬治療が行われるよう努めています。
※レジメンとは?… がん治療で、投与する薬剤の種類や量、期間、手順などを時系列で示した計画書のことです。

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《抗がん薬治療に関する服薬指導》
入院や外来で抗がん薬治療を導入する患者さんに対して、治療スケジュール・副作用等について説明しています。また、治療による副作用を軽減できるよう、適宜モニタリングを行い医師への処方提案を行っています。
令和3年2月より連携充実加算の算定を開始し、医師から依頼のあった外来患者さんに対して継続的にフォローアップを行い、院外薬局への情報提供・情報共有を行っています。