血管造影検査
当院放射線技術科では、最新鋭のアンギオ装置を導入し、さまざまな疾患に対する精密な検査と高度な治療を提供しています。この装置は、血管内を詳細に可視化することで、これまで困難であった病変の特定や、カテーテルを用いた低侵襲治療を可能にします。 特に、脳神経外科領域においては、脳動脈瘤のコイル塞栓術や脳梗塞に対する血栓回収術など、一刻を争う脳血管疾患の診断と治療に不可欠な役割を担っています。高精細な画像と3D再構築機能により、複雑な脳血管の走行や病変の形態を正確に把握し、安全かつ確実な手技をサポートします。 また、消化器内科においては、肝細胞癌に対する肝動脈化学塞栓術(TACE)など、局所療法を効果的に行うことで、患者様の負担を軽減しつつ治療効果の向上に貢献しています。 救急科においては、外傷による臓器損傷からの出血に対し、迅速な止血術を行うことで、患者様の生命予後改善に大きく寄与しています。緊急性の高い場面においても、本装置の迅速な画像処理能力が、的確な診断と治療判断を可能にします。 さらに、放射線科では、術後出血やその他腫瘍からの出血に対する塞栓術など、幅広い出血性病変への対応が可能です。画像誘導下で正確に血管を特定し、出血源を遮断することで、患者様の回復を促進します。 当科のアンギオ装置は、これらの専門科と連携し、高度な医療を多角的に提供するための要となっています。私たちは、この先進的な技術を最大限に活用し、患者様一人ひとりに最適な医療を提供できるよう、日々研鑽を積んでいます。
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脳神経外科(外来16)
https://www.hospital.kisarazu.chiba.jp/index.php/shinryo-shokai/noushinkeigeka
2025年8月12日 掲載内容定期更新実施