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地域がん診療連携拠点病院

■地域がん診療拠点病院

国・県はお住まいの地域によって提供されるがん医療の質の差をなくすことを目的として、各都道府県の中でのがん医療について、県の中心となる病院、地域の中心となる病院を指定しています。
当院は、平成14年8月13日付けで地域の中心となる病院として、がん診療拠点病院に指定されました。その後「がん診療連携拠点病院の整備について(健発第0201004号)」により、既指定病院として「地域がん診療連携拠点病院」となり、それ以降継続して指定認定を受けております。

 

がんの話

がんゲノム医療連携病院

千葉県では、千葉県がんセンターが「がんゲノム医療連携拠点病院」となっています。
当院は令和4年4月に、千葉県がんセンターの「がんゲノム医療連携病院」に承認されました。
令和4年10月から、がんゲノム外来を開始しております。

がん化学療法レジメン

がん相談支援センター

■緩和ケアについて

  • 緩和ケアチーム
    患者様に必要な緩和ケアが適切に提供できるよう、多職種による緩和ケアチームがあります。
    がんと診断された時から生じる不安や心配事、治療中のつらい症状など、主治医と緩和ケアチームが協力して、患者様とご家族を支えます。

    チーム構成職種: 身体症状担当医、精神科医、緩和薬物療法認定薬剤師、緩和ケア認定看護師、臨床心理士、理学療法士、医療ソーシャルワーカー、管理栄養士
  • 緩和ケア外来
     当外来では、院内各科でがん治療を受けている患者さんのつらさ、特に痛みに焦点をあて、対応困難ながん疼痛マネジメントを行っています。そこでは、医療用麻薬の処方や副作用対策を行うほか、細やかな説明を通じて、患者さんやご家族が緩和ケアや医療用麻薬に対して正しく向き合うことができるように支援しております。詳しくは、緩和医療科へお問い合わせ下さい。

■当院を取り巻くがん診療の現状について

 当院は君津圏域で唯一の「地域がん診療連携拠点病院」として、地域の病院/医院/クリニック等からご紹介いただいた患者様の治療や手術等を随時行っています。まずは圏域の中で地域と当院が繋がり、当院で対応が難しい場合には、圏域を超えて、より高度で専門的な医療施設へ繋げるハブのような役割りを果たすことで、がん患者さんがどの地域でも安心して生活できることを目指しています。専門医の在籍状況やご希望の治療内容等により当院で対応できない場合には、千葉県がんセンターや千葉大学医学部附属病院等へ、当院からご紹介させていただきます。例えば、希少がん・小児がん・AYA世代(10~30代)やAYA世代に伴う妊孕性温存療法を望むがん患者様については、当院から千葉大学医学部附属病院や国立がんセンター等へ紹介となります。
 当院で治療された場合、当院で治療が完結するケース、地域のかかりつけの先生(高齢者が多い地域柄、医院やクリニックに加え、在宅診療も選択肢になることがあります)にその後の健康管理をお任せするケース、各種の「がん地域医療連携パス」を用いて、病態について地域の先生と当院とで定期的に併診を行うケース、等があります。一例として、5大がん(肺がん・胃がん・大腸がん・肝がん・乳がん)に関する連携パスの対象施設として、当院に登録されている医療機関の数を下記の表に示します。治療結果と治療後の病状から、当院主治医が患者様にとって最適な選択肢を判断し、ご案内いたします。

がんパス連携医療機関登録(2022年8月時点)
  肺がん 胃がん 大腸がん 肝がん 乳がん
木更津市 19 29 30 20 16
君津市 14 14
富津市
袖ケ浦市 3
その他 14 14  2
41 74 75 44 32


■研修の実施体制について

  • 厚生労働省では、がん対策推進基本計画(平成19年6月15日閣議決定)において「すべてのがん診療に携わる医師が研修等により、緩和ケアについての基本的な知識を習得する」としました。当院ではこれを受けて、平成20年度から「緩和ケア研修会」を毎年開催し、当院及びこの地域の医療従事者が、診断時から適切に緩和ケアが提供できる知見を持つことを目指しています。

    参加対象者: 医師、歯科医師、医療従事者
    当院の緩和ケア研修会修了者名簿

 

  • がんや緩和ケアに関する研修
    上総がんフォーラム他
    参加対象者: 医師、歯科医師、医療従事者
    最近の開催実績

 

 

■院内がん登録について

■PDCAサイクルの確保

2018年7月に発出された厚生労働省健康局通知「がん診療連携拠点病院等の整備について」の中の一つにPDCAサイクルの確保が挙げられており、施設ごとにがん診療、緩和ケアの提供、相談支援体制等、それぞれの分野について目標設定のうえ具体的取組を計画し、それを評価するといった体制(Plan計画)⇒(Do実行)⇒(Check評価)⇒(Action改善)の4段階を繰り返しながら組織的な改善策を講じることとされています。なお、その際には、医療の質の指標(Quality Indicator。以下「QI」と言います。)の利用や、第三者による評価、拠点病院間の実地調査等を用いる等、工夫することが求められています。

QIを用いたPDCAサイクルの実際

現在当院で実施している各専門領域についてのPDCAは、各分野でがん医療に携わる職員が改めて日々の業務を振り返りながら目標を考える機会となっており、改善点を自分達で再考することで、より質の高い医療の提供を目指しています。

各専門領域のPDCAサイクルの実際


 

上総がんフォーラム

上総がんフォーラム/緩和ケア研修会
令和3-4年度実績

回/開催日時演  題演  者開催場所対象者受講者数
第61回上総がんフォーラム
令和5年2月1日
テーマ 皮膚科
①当院における皮膚悪性腫瘍の経験
②皮膚悪性腫瘍に対する手術、術前治療
~悪性黒色腫を中心に~
③進行期メラノーマの薬物療法と治療戦略
①君津中央病院 皮膚科 奥山 智香子
②国立がん研究センター中央病院 皮膚腫瘍科 緒方 大 先生
③国立がん研究センター東病院 皮膚腫瘍科 科長 髙橋 聡 先生
君津中央病院講堂及びWEB 院内・院外医師及び医療従事者(コロナ影響) 15名
第15回緩和ケア研修会
令和4年11月23日
緩和ケア基礎研修会 講師:清水 わか子 ほか 君津中央病院講堂 院内・院外医師及び医療従事者 (コロナ影響) 23名
第60回上総がんフォーラム
令和4年10月28日
テーマ 肺がん
肺癌診療の変遷と現状 君津中央病院 呼吸器外科部長 飯田 智彦 君津中央病院講堂 院内・院外医師及び医療従事者 (コロナ影響) 39名
第3回ELNEC-J研修会
令和4年10月22-23日
ELNEC-Jコアカリキュラム看護師教育プログラム 講師:安室 千鶴 ほか 君津中央病院講堂 院内・院外の
看護師(コロナ影響)
30名
第59回上総がんフォーラム
令和4年6月22日
テーマ 腫瘍内科
胃癌一次治療のEBM ~マネジメントのポイント~ 筑波大学 医学医療系 消化器内科
臨床研究地域イノベーション学講師 山田 武史 先生
君津中央病院講堂及びWEB 院内医療従事者
(コロナ影響)
23名
第14回和ケア研修会
令和4年2月11日
緩和ケア基礎研修会 講師:清水 わか子 ほか 君津中央病院講堂 院内医療従事者
(コロナ影響)
14名
第57回※上総がんフォーラム
令和3年11月26日
テーマ 泌尿器科
前立腺癌における最近の話題 千葉大学大学院医学研究院
泌尿器科学教授 市川 智彦 先生
君津中央病院講堂 院内・院外医師及び医療従事者
(人数制限有り)
46名
第2回ELNEC-J研修会
令和3年10月9-10日
ELNEC-Jコアカリキュラム看護師教育プログラム 講師:安室 千鶴 ほか 君津中央病院講堂 院内の看護師
(コロナ影響)
24名

※ 第57回・・・コロナの影響で過去年度に実施できず延期になっていた企画


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