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臨床研修(初期)

初期臨床研修 病院長ごあいさつ

当院で初期研修を希望される学生さん方へ

病院長 海保 隆

kaiho takasi  初期研修医制度は2004年にスタートしましたが、その前年の夏に“丘の上”の旧病院より現在の丸い新病院へ引っ越しました。すなわち現病院は初期臨床研修医制度とともに歩んできたといえます。当院の特色を一言でいうと、地域に根差した一般急性期型の中核病院であり、“地域がん診療拠点病院”、“新生児センター”等を兼ね備えた、多種多様な疾患の患者さんが集まる病院と言えます。いわゆる“common disease”から3次救急まで数多くの症例を経験できます。
 病院全体で40を超える診療科があり、大学病院に匹敵する数かと思われます。そしてこれらの診療科の先生方がひとつの医局内で毎日顔を合わせ、診療科の垣根はありません。さらに研修する科の選択は研修医の希望で、年度途中でも自由に変更できる柔軟性があるのが当院研修システムの最大の特徴です。また、精神科は木更津病院(精神科単科の病院)、袖ヶ浦さつき台病院(精神科の入院ベッドを持つ総合病院)、地域医療は富津市千種新田にある大佐和分院をはじめ、玄々堂君津病院、北海道日高にある徳洲会日高病院などと連携しており、県内外で研修できるようになっています。当院は千葉県に2つあるドクターヘリ基地病院の1つであり、救急科研修中にヘリ業務に参加できるのも人気の一つとなっています。土日祭日には“ER当直”と称し、walk inの患者さんのfirst touchを初期研修医の先生に経験してもらっています。当院の当直は外科、内科、循環器、脳神経、産婦人科、小児、新生児、救急の8科当直体制であり、後ろには経験豊富な各科専門医の先生が付き指導する体制をとっています。
 最近はチーム医療の重要性が叫ばれていますが、当院でも医師、看護師、薬剤師、検査技師、リハビリ、ソーシャルワーカーをはじめ様々な職種の方が協力して患者さんの治療にあたっております。研修医もこの“チーム医療”の輪に入り、病院の大きな戦力となってくれることを期待しています。またこれら各職種の方々と共に“病院全体で研修医を育てる”ことをモットーとしています。 “新専門医制度”では、内科、外科、救急科、小児科、総合診療科が当院が基幹となる“君津中央病院専門研修プログラム”を設定しています。初期研修の間に将来の自分の方向性を決定し、専門医を見据えた研修が望まれます。
 当初一学年9名(千葉大学たすき掛け4名を含む)でスタートした君津中央病院初期研修も現在一学年18名まで増え、県下でも有数の人気初期研修病院となってきました。ここまで育てていただいた多くの病院職員関係者に感謝するとともに、ますます多くの研修医が当院を巣立ってくれることを祈願しております。(2023.5.8)

臨床研修責任者ごあいさつ

プログラム責任者からのメッセージ

病院長・臨床研修センター長 海保 隆

君津中央病院の概要 -発展を続ける病院  

kaiho君津中央病院は、東京湾アクアラインの千葉県側起点の木更津市にある国保直営総合病院で、羽田空港から車で25分と非常にアクセスの良い病院です。内房地区の基幹病院として40の診療科を擁し、先端医療・高度医療の提供を目指すとともに、第3次救急病院として地域の急性期医療を担っており、患者さんの厚い信頼を集めています。平成21年1月からは、千葉県2番目のドクターヘリ基地病院として県内の救急患者の対応に取り組むとともに、平成23年5月には血液浄化療法室と化学療法室からなる通院治療センターを開設するなど、ますます発展している病院です。

臨床研修制度の変更 

さて、平成16年度に導入され、平成22年度に改変が行われた臨床研修制度ですが、令和2年度からガイドラインが新たになって大きく変わりました。臨床研修の目標到達に向けた方略が重要であるとの認識から、一旦必修科目から外された小児科、産婦人科が必修項目に復活するとともに、新たに外科が必修項目に追加されました。また、通常診療への橋渡し的な側面の強い時間外の救急外来ではない一般外来での研修が必修化されたのも大きな変更点です。この一般外来研修で、総合的な疾病・病態のとらえ方を学んで欲しいと考えられています。

「幅広いプライマリーケアの研修」 と 「専門医へ早めのスタート」の両方が可能な研修体制

当院は患者数の多さと疾病の多様性に関しては、千葉県内でも上位に入る病院です。救急外来では、さまざまな疾患を見ることができます。さらに、精神科や地域保健など特殊分野を研修したい、と希望する人のために、従来の協力病院(精神科)や協力施設(分院、保健センターなど)も、引き続き提携しています。君津中央病院は診療科の多さからスタッフも充実し、さらに診療科間の垣根が低いことから、どの科で研修していても他科の問題が生じれば、直ちに関連分野のスペシャリストにリファレンスし、勉強できるというメリットがあります。すなわち、研修制度は変更されても、広く到達目標をクリアするための研修も可能ですし、一方では、なるべく早く専門の道を歩み始めたいと思っている人には、それぞれの専門科でエキスパートとしての第一歩を歩みだすことも可能です。このように、当院では必ずや皆さまに満足いただける研修ができると確信しています。


従来好評であったモットー「個々の研修医のニーズに合わせたテーラーメード研修」は継続

当院では、従来「個々の研修医のニーズに合わせた研修カリキュラムの設定」をモットーに研修を行ってきましたが、現在もその方針に変わりはありません。それぞれの研修医が何を勉強したいのかによってカリキュラムを組んでいます。研修中に「あの科も見てみたい」と気持ちが変わる人も少なくありません。当院では、年度途中の研修科の変更にもできる限り対応しており、この点は歴代の研修医に大きな評価を受けております。当院は皆さまの希望に沿った研修を提供していると自負しています。


日常診療以外の充実した研修

当院ではさまざまな学術活動を推奨し、研修医向けカンファレンス、全職員向け院内勉強会や外部講師による講演会、CPCを行い、さらに地域医師会主催の講演会にも無料で参加できるなど、日常診療以外の勉学の機会を多く準備しています。また、将来の専門医取得に必修とされる医療倫理・感染対策・医療安全に関する共通講習は、専門医機構に申請の上で開催していますので、皆さんのキャリアアップに役立つことと思います。

おわりに

当院における初期研修は
① 個々の研修医のニーズに合わせたカリキュラム、
② 豊富な症例と多数の指導医による充実した研修、
③ 充実した研修施設と待遇、
などが特徴で、多くの研修医から支持されています。そのため君津プログラムの定員の増員を図っており、平成16年度の臨床研修制度開始時に5名だった募集定員は、平成27年度には14名となり門戸を広げています。希望に胸膨らませた熱意ある方々の多数の応募を、お待ちしております。
 患者さまに暖かく、そして医療に対して熱い心をもつ人をお待ちしております。

医学生のための病院見学のご案内

君津中央病院の見学をご希望の方は、下記フォームに必要事項を入力の上、送信ボタンを押して下さい。

お申し込みは随時可能ですが、見学の実施日は土日祝日及び年末年始を除く平日のみの実施です。

迷惑メール拒否設定をされている場合、当院からのメールが届かない場合がございますので、@kc-hosp.or.jpのドメインは必ず受信できるよう設定をお願いいたします。

 

【重要】申込み時点から日程調整を開始いたします。希望日程が変わる場合は、すみやかにご連絡ください。

■【医学生用】病院見学申込フォーム

《注意事項》

①実習(クリニカルクラークシップ等)のお申込みはこちらの申込フォームからはできません。

②「その他の希望・質問等」の文字数が多い場合、送信に失敗する場合がございます。

③迷惑メール拒否設定をされている方は、@kc-hosp.or.jpからのメールを受信できるように設定をお願いいたします。

④複数日の見学をご希望の場合、宿泊施設等の手配は各自でお願いいたします。


令和6年度臨床研修医(初期研修)募集

令和6年度 君津中央病院初期臨床研修医募集要項
募  集  方  式 マッチング
応  募  資  格 1.令和6年医師免許取得見込みの者又は既に医師免許を取得している者
2.臨床研修マッチングプログラム参加者
募  集  人  員 基幹型臨床研修病院として 14名(うち1名は自治医科大学生予定)
※マッチング終了後に定員に空席がある場合は、再募集します。
(当院で募集する初期研修医のほかに、千葉大学医学部附属病院の協力型臨床研修病院としての初期研修医が例年3~4名います。)
研  修  期  間 2年間
選  考  日  程 令和5年8月21日(月)、22日(火)、23日(水)、24日(木)、25日(金)
 ※5日間のうちいずれか1日で受験
  ※応募者数によっては、選考日程を4日間とさせていただくことがございます。
選  考  方 法 書類審査、面接試験、筆記試験(学力テスト)
  ※マッチングの結果は、マッチング実施主体が後日結果を通知します。
出  願  方  法

1.出願は郵送に限ります。
2.郵送にあたっては、必ず書留郵便でお送りください。
3.受付期間 令和5年7月3日(月)~24日(月)まで(当日消印有効)

出  願  書  類 1.履歴書(当院指定の様式に必要事項を記入し、写真を貼付したもの)
2.卒業(見込)証明書
3.成績証明書
4.健康診断書(当院指定の様式又は出身大学の様式)
5.推薦書(本人を知る出身大学の講師以上の教官から1通以上(様式任意))
6.試験日希望調査票(当院指定の様式)
7.地域枠者調査票(当院指定の様式)
 ※1、4、6及び7の様式は、当院ホームページより出力してください。
応     募    先 〒292-8535 千葉県木更津市桜井1010番地
 国保直営総合病院君津中央病院
    人事課 臨床研修担当
TEL0438-36-1071(代) FAX0438-38-4685
URL  http://www.hospital.kisarazu.chiba.jp
E-mail recruit●kc-hosp.or.jp
≪ご注意≫
スパムメール対策のため、掲載したメールアドレスは@を●に換えてあります。
お手数ですが、メールを送信するときは、●を@に戻してから送信してください。
添付ファイル:
Download this file (r6-youkou.pdf)募集要項[令和5年6月13日]
Download this file (r6-rireki.pdf)履歴書[令和5年6月13日]
Download this file (r6-kenkousindan.pdf)健康診断書[令和5年6月13日]
Download this file (r6-sikenbi.pdf)試験日希望調査[令和5年6月13日]
Download this file (r6-chiikiwaku.pdf)地域枠者調査票 [令和5年6月13日]

初期研修プログラムの概要

-研修プログラム-

君津中央病院臨床研修は、地域中核病院の君津中央病院、地域の精神科医療を担う同仁会木更津病院及びさつき会袖ケ浦さつき台病院、地域保健・医療の協力施設となる千葉県君津健康福祉センター(君津保健所)、新都市医療研究会「君津」会玄々堂君津病院、日高徳洲会病院及び君津中央病院大佐和分院からなっている。

 これらの施設の特徴を生かして、各施設が一体となった質の高い卒後臨床研修プログラムを提供する。そして、医師は患者の人権を守り疾病を治療する、国民に奉仕する職業であることを徹底的に教育する。その結果として、質の高い、患者の立場に立った、医療を総合的に判断できる臨床医師を養成し、多くの優秀な医師を世に送り出すことを目指している。

1.研修システムの特徴

 君津中央病院、君津中央病院大佐和分院、木更津病院又は袖ケ浦さつき台病院(どちらか1つ)、玄々堂君津病院、日高徳洲会病院及び君津健康福祉センター(希望者)のローテーション研修により幅広い臨床研修を積むことができる。

  • 救急医療について、救命救急センターを有する君津中央病院で学ぶ
  • 第一線の小児医療を、小児救急医療拠点病院である君津中央病院で学ぶ
  • 終末期医療及び緩和医療を、君津中央病院で学ぶ
  • 地域医療、在宅医療・医療連携を、玄々堂君津病院、日高徳洲会病院又は君津中央病院大佐和分院で学ぶ
  • 精神科救急の概要と主な精神疾患のプライマリーケアを、木更津病院で学ぶ
  • 痴呆性疾患と精神科身体合併症の医療を、袖ケ浦さつき台病院で学ぶ
  • 医療情報の収集法を、君津中央病院で学ぶ
  • 地域保健研修を、君津健康福祉センターで学ぶ

2.研修プログラムの特徴

  • 患者の人権を配慮した全人的医療の基礎を学ぶ
  • チーム医療の重要性を学ぶ
  • 患者の診察法、medical interview法を特に重点的に学ぶ
  • 君津中央病院、木更津病院及び袖ケ浦さつき台病院で行われている医療を通じ、evidence based medicineの重要性を学ぶ
  • 指導医や君津中央病院医事課と共に保険診療の実際を学ぶ
  • 君津健康福祉センターを通じて、地域の保健・福祉との連携について学ぶ

3.研修目標

 臨床研修は、医師が医師としての人格を涵養し、将来専門とする分野にかかわらず、医学及び医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、一般的な診療において負傷又は疾病に適切に対応できるよう、基本的な診療能力を身につけることのできるものでなければならない。臨床研修の一般目標は、以下のとおりである。

  • 医師は、患者の権利を守り疾病を治療する、国民に奉仕する職業であることを徹底する。
  • 臨床医に求められる基本的臨床能力(知識、技能、態度、判断力)を身につけ、緊急を要する疾病や外傷、頻度の高い症状・病態に対する初期診療能力を身につける。
  • 患者の有する問題を身体的、精神心理的及び社会的側面から全人的に理解し、適切に対処できる能力を身につける。
  • 患者及び家族との望ましい人間関係を確立しようとする態度を身につける。
  • 慢性疾患や高齢患者の診断、治療、予防、在宅医療やリハビリテーション・社会復帰につき、総合的な管理計画に参画できる。
  • 末期患者を全人的に理解し、身体症状のコントロールだけでなく、心理的側面、社会的側面、死生観、宗教観などの側面へも対処できる。
  • チーム医療の原則を理解し、他の医療メンバーと強調できる。
  • 適切なタイミングで、コンサルテーションや患者紹介ができる。
  • 診療録やその他の医療記録を適切に作成できる。
  • 保険診療や医療に関する法令を遵守できる。
  • 自己評価を行い、第三者による評価を受け入れ、診療にフィードバックする態度を身につける。
  • 生涯にわたる自己学習の習慣を身につける。

4.研修スケジュール

 

期間 研修分野 病院・施設

24週以上

内科(※1)
 一般外来研修を含む

君津中央病院
12週以上 救急部門 君津中央病院
4週以上 外科(※2) 君津中央病院
4週以上

小児科
 一般外来研修を含む

君津中央病院
4週以上 産婦人科 君津中央病院
4週以上 精神科 木更津病院又は袖ケ浦さつき台病院

4週以上

地域医療
 一般外来研修を含む

君津中央病院大佐和分院
玄々堂君津病院
日高徳洲会病院

48週以上

選択科目(※3)
    (※4)
    (※5)

君津中央病院
【精神科】木更津病院又は袖ケ浦さつき台病院
【地域医療】玄々堂君津病院、日高徳洲会病院、君津中央病院大佐和分院
【保健・医療行政】君津健康福祉センター

必修科目 選択科目

※1 脳神経内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、糖尿病・内分泌・代謝内科、総合診療科、膠原病内科から3診療科を選択し、各科8週以上研修すること。
※2 消化器外科、形成外科、整形外科、呼吸器外科、脳神経外科、心臓血管外科から1診療科を選択すること。
※3 脳神経内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、糖尿病・内分泌・代謝内科、総合診療科、膠原病内科、消化器外科、形成外科、整形外科、呼吸器外科、脳神経外科、心臓血管外科、小児科、新生児科、小児外科、産婦人科、泌尿器科、耳鼻いんこう科、眼科、皮膚科、放射線科、精神科、救急・集中治療科、麻酔科、病理診断科、リハビリテーション科、地域医療、保険・医療行政の中から希望する診療科を選択することができる。研修期間は、各科で異なるが、最低でも2週間以上が望ましい。
※4 1年次に選択できなかった必修科目については、2年次の選択科目期間で必ず研修すること。
※5 2年次に、麻酔科を4週間以上回ることを推奨する。

初期研修医ローテーション(例)

  1~24週 25~36週 37~40週 41~44週 45~48週 49~52週
1年次 内科 救急部門 外科 小児科 産婦人科 精神科
  1~4週 5~52週
2年次 地域医療

 選択科目

上記のうち、内科、小児科、地域医療の研修期間で一般外来研修を計4週以上となるよう行う。
ローテーションする科の選択及び順番は、研修医の希望を最大限尊重し決定する。

研修プログラム情報等の公表

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