血液浄化療法科(血液浄化療法室)(診療A棟)
診療内容と特徴
当科は血液中の有害物質の除去を目的とし、診療は日本透析医学会のガイドラインに基づいて行っています。
現在、ほぼ全ての血液浄化療法(血液透析(HD)、血液ろ過透析(online-HDF)、β2-ミクログロブリン吸着カラム治療、限外ろ過、白血球・顆粒球吸着療法(L-CAP、G-CAP)、LDL吸着療法、血漿交換療法(PE)、血漿吸着療法(PA)、直接血液灌流(DHP)、腹水ろ過濃縮を実施しています。血液透析は2024年4月より腎臓内科の入院診療も開始したため、当院で慢性維持血液透析を導入することも可能となりました。腹膜透析や在宅血液透析は当院では行っていませんので、玄々堂君津病院や亀田総合病院、千葉大学医学部附属病院等にご紹介させていただいております。
当院の血液浄化療法室は腎臓内科専門医と腎臓内科外来担当看護師(透析看護認定看護師)が同じく担当しており、導入前から一貫した診療を行っております。また慢性維持血液透析患者さんには定期的な内シャントエコー検査、フットケアを行っており、シャント閉塞の予防、下肢動脈疾患の早期発見に努めております。また透析リハビリテーションも積極的に行っており、理学療法士や看護師が指導し、透析中の運動療法も行っております。
診療時間・担当医師のご案内
診療スタッフ紹介
氏名 | 相澤 昌史 | |
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職名 | 医務局腎臓内科部長、科長 医務局通院治療センター血液浄化療法室長 |
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出身校(卒業年) | 順天堂大学(平成9年)医学博士 | |
認定資格等 | 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医 日本腎臓学会腎臓専門医・指導医 日本透析医学会専門医 腎代替療法専門指導士 腎臓機能障害指定医 |
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専門分野・研究分野 | 急性腎障害 慢性腎臓病の診断・治療 腎代替療法 |
氏名 | 鈴木 秀子 | |
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職名 | 医務局通院治療センター血液浄化療法室部長、科長 | |
出身校(卒業年) | 名古屋市立大学(昭和54年) | |
認定資格等 | 腎臓機能障害指定医 | |
専門分野・研究分野 | 内科学一般 |
氏名 | 大原 多真実 | |
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職名 | 後期臨床研修医 | |
出身校(卒業年) | 山梨大学(令和3年) | |
認定資格等 | ||
専門分野・ 研究分野 | 腎臓内科全般 腎代替療法 |
診療実績
血液浄化療法施行実績
施行実績(回) | |||||
統計年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
血液透析 | 6946 | 6939 | 6366 | 6852 | 3829 |
血液濾過透析 | 679 | 679 | 205 | 473 | 1574 |
顆粒球除去療法 | 52 | 70 | 10 | 47 | 8 |
LDL吸着 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
胸水・腹水濾過濃縮再注入療法 | 35 | 28 | 24 | 30 | 31 |
血漿交換療法 | 8 | 0 | 5 | 0 | 0 |
合計回数 | 7712 | 7716 | 6610 | 7402 | 5442 |
2024年5月8日定期更新実施