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現在地: ホーム 診療科紹介 (50音順) 病理診断科

病理診断科

診療内容と特徴

病理診断科をご存知ですか?
病理診断科は内科や外科と同様に一つの独立した部門なのですが、一体どのようなことをする診療部門なのでしょう? 病院関係者ではない一般の方が即答できることはまずないでしょう。その理由は、病理診断科の医師および臨床検査技師は患者さんを前にして診療(病理診断の仕事)をしないからです。
私たち病理診断科が対象とするものは、病気が疑われるあるいは病気の患者さんから得られた細胞や組織や手術材料なのです。これらの材料を顕微鏡で観察できるように様々な染色を施したスライドグラス標本を作成します。
この標本を顕微鏡で観察し、この病気は癌なのか炎症なのか?癌ならどのような種類の癌なのか、炎症なら感染症によるものか、免疫の異常によるものか、などなど、病気の正しい診断へと近づく努力をする場所が病理診断科といえるでしょう。病理検査による病気の診断がその業務ということになります。
さらに重要なことは、病気で入院していた患者さんが亡くなられたとき、もし、突然亡くなった場合や、予期しない経過をたどったとか診断や治療は本当にこれで正しかったのかといった思いが担当の主治医に浮かんだとき、ご遺族に病理解剖の依頼をします。そして、了承が得られた時、病理解剖を行うことができます。この病理解剖を行うことができるのは、死体解剖資格を持つ病理医なのです。
病理解剖は亡くなられたご本人には何ら恩恵はないのですが、臨床医が自らの診療技術と診断能力を高めるために、最も身に付く情報を得ることができ、その後の医療の質を高めることにつながります。
病理診断を理解するためには“病理学 pathology”を知っていただく必要があります。小生が2012年にメディカルフレンド社の看護師対象の月刊誌[クリニカルスタディ]に連載した“看護学生のための病理学教室”から‘病理学って何だろう?’のファイルを開いてみてください。

こちらより⇒添付ファイル“看護学生のための病理学教室”⇐【このファイルはメディカルフレンド社から転載許可を頂いています】

 

 

診療スタッフ紹介

 

氏名 井上 泰 alt
職名 医務局病理診断科部長、医務局病理診断科科長
出身校(卒業年) 大阪医科大学(昭和52年)
認定資格等 医学博士(東京大学)・日本病理学会専門医
日本病理学会専門医研修指導医・日本病理学会評議員
日本臨床細胞学会専門医
死体解剖資格
専門分野・
研究分野
人体病理学

 

非常勤(五十音順)

 

氏名 橋本 麗  
職名  
出身校(卒業年)  
認定資格等  
専門分野・ 研究分野  

 

氏名 松嶋 惇  
職名  
出身校(卒業年)  
認定資格等  
専門分野・ 研究分野  

 

氏名 矢澤 卓也  
職名  
出身校(卒業年)  
認定資格等  
専門分野・ 研究分野  

 

 

診療実績

過去15年間の病理診断科で行われた病理検査件数と病理解剖数を示します。
病理検査は細胞診断検査(細胞診)と病理組織診断検査(組織診)に大きく分かれますが 手術中に迅速に診断が必要なときに行う“迅速診断”があります。

  病理解剖 組織診断 組織迅速診断 細胞診断 細胞迅速診断
2003年 13 4537 141 7720 179
2004年 15 5403 185 8335 200
2005年 19 5630 165 8473 222
2006年 7 5726 153 7877 199
2007年 17 5580 162 7063 215
2008年 10 5712 139 6496 200
2009年 9 5830 116 6592 221
2010年 11 6448 167 7206 241
2011年 7 7074 175 7401 252
2012年 8 7388 155 7560 212
2013年 2 7612 170 6913 228
2014年 6 7267 142 7072 267
2015年 7 7535 144 6509 235
2016年 5 7742 168 6544 250
2017年 4 7450 133 6722 240

病理組織診は着実に増加しています。このことは手術件数の増加を反映しており臨床医の意欲が向上している現れです。
しかし、病理解剖数が著名に減少していることは深く反省しなければなりません。 この減少の原因を分析し病理解剖数の回復をはかるべく現在努力しています。
2014年は解剖数は6体でしたが、前年より増加しており少し回復の兆しをみせています。
なお解剖にはいたりませんでしたが、ネクロプシーは2014年3件行っています。
2016年は解剖が10体にとどく事を期待したのですが、残念ながら5体にとどまりました。
臨床サイドでの解剖の重要性の認識は高くなっているのですが、一度減少した解剖数を復帰させる事が難しい事を示しています。
当面10体をクリアする事を目標にしたいと考えています。


2018年4月20日 「診療スタッフ紹介」 「診療実績」更新