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現在地: ホーム 診療科紹介 (50音順) 泌尿器科

泌尿器科

診療内容と特徴

診療体制

  1. 安全で質の高いやさしい治療を目指しています
  2. 診療方針や手術について、カンファレンス(症例検討会議)を行い相談して決めています
  3. 担当医はいますが、一つのチームで診療に当たっています
  4. 身体に負担の少ない低侵襲手術を行っています(ダヴィンチ手術、腹腔鏡手術など)
  5. 積極的に地域連携を行っています

現在、常勤6人、千葉大学病院からの非常勤1名の7名体制で診療を行っております。
泌尿器悪性腫瘍をはじめ、排尿障害、尿路結石、尿路感染などを中心に泌尿器科疾患全般に対応可能です。

当科の紹介について、広報誌に記載された記事はこちらのリンク(PDF)よりご覧下さい。
→ 
2020年12月刊行 君津中央病院広報誌より 泌尿器科の紹介

泌尿器科の特徴

①当科では、以下の手術を 最新のダヴィンチ da Vinci Xiを用いて行っています。

  • 前立腺癌に対する前立腺全摘除術(RARP)
  • 腎腫瘍に対する腎部分切除術(RAPN)
  • 膀胱癌に対する膀胱全摘除+尿路変更術(RARC+ICUD)
  • 腎盂・尿管がんに対する腎尿管全摘除術(RANU:症例によります)
  • 腎癌に対するに対する腎摘除術(RARN:症例によります)

②MRI-超音波融合画像による3D前立腺生検システム「BioJet(バイオジェット)システム」を2022年10月より導入し多くの件数を経験しています。これにより、より精度の高い前立腺生検が可能になります。
→詳細はこちらのリンクよりご覧ください。

③経尿道的前立腺つり上げ術 「 Urolift 」 を2023年より導入しました。これにより、患者さんの状態によりますが今まで定期的な尿道カテーテル交換しか選択肢になかった患者さんへの治療選択肢が増えたことになります。
→詳細はこちらのリンクよりご覧ください。

④膀胱癌の新しい光線力学的診断を用いた経尿道的膀胱腫瘍切除術(PDD-TURBT)を2020年より行っています。これにより肉眼では判断困難な平坦病変などを視認し取り残しのない切除が行えると考えています。
→詳細はこちらのリンクよりご覧ください

代表的な疾患と診療内容

  • 顕微鏡的血尿(尿潜血)
    • 検診や人間ドックなどで指摘され多くの患者さんが受診します。尿沈査検査、尿細胞診検査などの他に超音波検査を行います。状況によっては、CTを含めたレントゲン検査、膀胱内視鏡検査等が必要となることもあります。しかし、実際に治療を必要とする泌尿器科疾患が発見されるのは数%程度です。
  • 尿路感染症(膀胱炎、腎盂腎炎等)
    • 一般的には、女性に多く見られる膀胱炎などが主ですが、当院は地域の中核病院ということもあり、発熱を伴う複雑な尿路感染症(腎盂腎炎・前立腺炎や結石関連の尿路感染症)の患者さんが紹介されることが多いです。そのため、抗生剤の内服治療では足りず入院での点滴治療やカテーテル留置術が必要となる場合も多い傾向にあります。
  • 尿路結石症(腎結石、尿管結石等)
    • 尿管結石の場合、強い痛みの発作で発症することが多く、鎮痛が優先となります。発熱などを伴う場合は、入院点滴が必要な場合もあります。手術については、レーザーを用いた内視鏡治療である経尿道的尿管結石砕石術(TUL)や体外衝撃波による結石破砕(ESWL)を行っています。
  • 前立腺肥大症
    • 加齢に伴い前立腺が肥大することで症状が出現します。比較的高齢男性に多く、排尿困難、夜間頻尿、残尿感等の症状を伴います。内服治療で良くなることも多いですが、内服治療無効例や症状、残尿量などから手術が必要になる場合もあります。当院では、最新のレーザーを用いた経尿道的前立腺レーザー核出術(HoLEP)や経尿道的前立腺切除術(TUR-P)などの手術を行っています。 2023年より前立腺つり上げ術(Urolift)も行っています。 (上記別ページ参照)。また、前立腺癌と鑑別するために、前立腺特異抗原(PSA)の採血検査を行います。PSAが高い場合は、前立腺針生検が必要となります。
  • 排尿障害(神経因性膀胱や尿失禁など)
    • 脳疾患、脊髄疾患、糖尿病などによる神経障害等が原因で起こる排尿障害や女性に多い尿失禁に対しても、薬物治療の他、間歇的自己導尿の指導・管理を行っています。難治性の女性尿失禁などは専門施設に御紹介することもあります。
  • 泌尿器悪性腫瘍
    • 痛み・肉眼的な血尿・排尿障害などで発見されることが一般的でしたが、近年人間ドックや検診などで自覚症状を伴わずに異常を指摘されることが増えています。

(以下に疾患ごとに行っている治療法を記載します)

  • 前立腺癌:ダヴィンチ前立腺全摘除術、放射線治療、内分泌療法、化学療法
  • 腎癌:ダヴィンチ腎部分切除術、根治的腎摘除術(腹腔鏡・開腹)、ダヴィンチ腎摘除術(症例によります)、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤
  • 腎盂尿管癌:腎尿管全摘(腹腔鏡・開腹)、ダヴィンチ腎尿管摘除術(症例によります)、化学療法、免疫チェックポイント阻害剤
  • 膀胱癌:経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)、光線力学的診断を用いた経尿道的膀胱腫瘍切除術(PDD-TURBT)、ダヴィンチ膀胱全摘除術+尿路変更(回腸導管、尿管皮膚ろう、代用新膀胱)、BCG膀胱内注入療法、抗がん剤膀胱内注入療法、全身化学療法、免疫チェックポイント阻害薬治療、抗体薬物療法、放射線治療
  • 精巣腫瘍:高位精巣摘除術

以上の手術の他にも、尿路閉塞に伴う腎不全(腎後性腎不全)に対する尿管ステント留置、経皮的腎ろう造設術や、外傷に伴う緊急処置にも対応します。

また、嚢胞腎の内服治療や結節性硬化症の内服治療についても治療相談を受けています。

診療時間・担当医師のご案内

診療時間、担当医師は、こちらからご確認ください。

 

診療スタッフ紹介

氏名 仲村 和芳 準備中
職名 医務局泌尿器科部長、科長
出身校(卒業年) 宮崎医科大学(平成15年)
千葉大学大学院(平成23年)医学博士
認定資格等 日本専門医機構認定 泌尿器科専門医
日本専門医機構認定 泌尿器科指導医
日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会技術認定医
日本内視鏡外科学会腹腔鏡技術認定医
日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会ロボット手術プロクター(ダヴィンチ)
ロボット手術Da Vinci Console surgeon
日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会代議員
嚢胞腎認定医
難病指定医
専門分野・研究分野 ダ・ヴィンチ手術、腹腔鏡手術、泌尿器癌治療、漢方、医工学

 

氏名 山本 賢志 準備中
職名 医務局泌尿器科部長
出身校(卒業年) 富山大学(平成22年)
千葉大学大学院(平成30年)医学博士
認定資格等 日本泌尿器科学会認定専門医
日本泌尿器科学会認定指導医
日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会技術認定医
日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会ロボット手術プロクター(ダヴィンチ)
ロボット手術Da Vinci Console surgeon
内分泌代謝科専門医
専門分野・研究分野 ダ・ヴィンチ手術、腹腔鏡手術、泌尿器癌治療、泌尿器科一般

 

氏名 金岡 尚志 準備中
職名 医務局泌尿器科医長
出身校(卒業年) 千葉大学(平成24年)
千葉大学大学院(令和5年)医学博士
認定資格等 日本泌尿器科学会認定専門医
日本泌尿器科学会認定指導医
ロボット手術Da Vinci Console surgeon
専門分野・研究分野 ダ・ヴィンチ手術、腹腔鏡手術、泌尿器癌治療、泌尿器科一般

 

氏名 渡邊 広毅 準備中
職名 医務局泌尿器科医員
出身校(卒業年) 千葉大学(平成31年)
認定資格等 ロボット手術Da Vinci Console surgeon
専門分野・研究分野 ダ・ヴィンチ手術、泌尿器科癌手術、泌尿器科一般手術、泌尿器癌治療、泌尿器科一般治療

 

氏名 黒川 幸一郎 準備中
職名 後期臨床研修医
出身校(卒業年) 千葉大学(平成31年)
認定資格等  
専門分野・研究分野 ダ・ヴィンチ手術、泌尿器科癌手術、泌尿器科一般手術、泌尿器癌治療、泌尿器科一般治療

 

氏名 松本 真璃花 準備中
職名 後期臨床研修医
出身校(卒業年) 獨協医科大学(令和3年)
認定資格等  
専門分野・研究分野 泌尿器科癌手術、泌尿器科一般手術、泌尿器癌治療、泌尿器科一般治療

 

診療実績

読売新聞[病院の実力~千葉編] (181) 内視鏡で悪性度検査」(2023年6月25日 地域26面)に、『膀胱がん』治療実績(2022年)がある医療機関として当院が掲載されました。

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(読売新聞 2023年6月25日より抜粋) ※読売新聞社の許諾を得て転載しています。


 

2023年 主な手術件数
前立腺癌 ロボット支援下前立腺全摘除術 82件
前立腺生検 280件
腎癌 ロボット支援下腎部分切除術 16件
腹腔鏡下腎摘除術 12件
開腹腎摘除術 1件
膀胱癌 ロボット支援膀胱全摘除術+体腔内尿路変更術 14件
開腹膀胱全摘除術 1件
経尿道的膀胱腫瘍切除術 122件
腎盂、尿管癌 腹腔鏡下腎尿管全摘除術 9件
尿路結石 経尿道的結石破砕術 74件
体外衝撃波結石破砕術 1件
前立腺肥大症 経尿道的ホルミニウムレーザー前立腺核出術 30件

2024年5月16日 定期更新実施