循環器内科(外来17)
診療内容と特徴
当科の対象となる病気は狭心症、心筋梗塞などの「虚血性心疾患」、腎血管性高血圧の原因となる「腎動脈狭窄」、下肢動脈狭窄や閉塞などの「閉塞性動脈硬化症」、「弁膜症」、「心不全」、「不整脈」などです。また、手術が必要な場合は心臓血管外科と連携して診療を行っています。 なお、地元医師会の先生方との連携を大切にしていますので紹介状をお持ちいただけると、よりスムーズに診療を行なうことができます。 詳しくは循環器内科のホームページへ→ 詳しくは不整脈診療のホームページへ→ 詳しくは心不全とアミロイドーシスのページへ→ |
当科の歴史、診療実績 当院では以前は施設、人員などの面で急性心筋梗塞など重症の疾患に十分な診療を行えず、そのような患者さんを他の医療機関に転送しておりました。平成8年に集中治療室(ICU)ができ、平成9年にシネアンギオ装置が導入されてから心臓カテーテルを使用した近代的な循環器内科に必要な診療が行えるようになり、重症患者さんの診療が可能になりました。平成14年には経皮冠動脈形成術(PCI)が年間200例を超えるようになり、ロータブレーターを用いた冠動脈治療の認可が得られ高度の冠動脈石灰化病変のある患者さんの治療が可能になりました。平成15年の新病院移転後は専用の冠疾患集中治療室(CCU)を使用できるようになり、きわめて重症の循環器疾患にも対応が容易になりました。平成17年には、千葉市以南では初のPTSMA(閉塞性肥大型心筋症の治療)を行いました。最近では、虚血性心疾患に対するPCIは年間500件以上、下肢動脈閉寒のカテーテル治療は年間約100件程度施行しています。不整脈に関してはペースメーカーや除細動器の植え込みによる治療のほか、心房細動などに対するカテーテルアブレーションと呼ばれる根治的な治療を積極的に行っています。ことに心房細動に対するカテーテルアブレーションは年間250件前後と 日本有数の実績となっています。 平成30年からは、遠位橈骨動脈からのカテーテル挿入法を導入するなど、より低侵襲な検査、治療を目指しています。令和元年には、IMPELLA(カテーテル型人工心臓)を導入し、重症心不全を伴う心筋梗塞の初期救命率が向上しました。 |
最近の心臓病の傾向 狭心症、心筋梗塞は動脈硬化と関連した病気ですので、かつてはほとんどが高齢者に発症していました。しかし、このところの生活習慣や環境の変化のために以前はほとんどみられなかった若い年代の患者さんが増加しています。最近は日本人の若年者の血清コレステロール値は米国人の値を上回っており、今後さらに若年者の心筋梗塞が増加すると予想されます。喫煙、高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満、などが心筋梗塞、狭心症の危険因子となっていますので、少しでも若いうちからこれらに対するコントロールをおこない、病気を予防することが大事です。 |
脳梗塞と心臓病 脳梗塞は心臓と直接には関係がないように思われますが、脳梗塞の原因の約1/3は心房細動が原因であることがわかってきています。しかも心房細動が原因で起こる心原性脳梗塞はほかのタイプの脳梗塞よりも死亡率が高く、生き残っても重度の後遺症が残ることが多いことが知られています。脳梗塞予防のため、心房細動の診断を受けた場合は早めの受診をおすすめします。 |
診療時間・担当医師のご案内
診療スタッフ紹介
氏名 | 氷見 寿治 | |
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職名 | 医務局検査管理科部長 | |
出身校(卒業年) | 千葉大学(昭和55年) | |
認定資格等 | 日本内科学会総合内科専門医 日本循環器学会専門医 日本核医学会専門医 医学博士 千葉大学循環器内科学臨床教授 |
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専門分野・研究分野 | 心臓の画像診断(核医学、冠動脈CTなど) |
氏名 | 山本 雅史 | |
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職名 | 医務局次長 医務局臨床研修センター長 医務局循環器内科部長、科長 医療安全部医薬品安全管理室長 |
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出身校(卒業年) | 千葉大学(平成4年) | |
認定資格等 | 日本内科学会総合内科専門医 日本循環器学会専門医 医学博士 千葉大学循環器内科学非常勤講師 千葉大学医学部臨床教授 |
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専門分野・研究分野 | 狭心症・心筋梗塞の診断治療 心臓・腎臓・下肢の血管治療 新型カテーテル開発等 難治性高血圧治療 脂質管理 糖尿病管理(動脈硬化管理) |
氏名 | 芳生 旭志 | |
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職名 | 医務局循環器内科部長 | |
出身校(卒業年) | 千葉大学(平成13年) | |
認定資格等 | 日本循環器学会専門医 日本内科学会総合内科専門医 元千葉大学冠疾患治療部医員 日本心血管インターベンション治療学会認定医 |
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専門分野・研究分野 | 心血管カテーテル治療や心疾患診断治療技術 |
氏名 | 外池 範正 | |
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職名 | 医務局循環器内科部長 | |
出身校(卒業年) | 千葉大学 (平成14年) | |
認定資格等 | 日本内科学会認定内科医 日本循環器学会専門医 日本心血管インターベンション治療学会専門医 |
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専門分野・研究分野 | 心臓カテーテル治療や心疾患診断治療技術 心血管インターベンション治療 ロータブレータ―など |
氏名 | 田中 秀造 | |
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職名 | 医務局循環器内科部長 | |
出身校(卒業年) | 自治医科大学(平成14年) | |
認定資格等 | 日本内科学会総合内科専門医 日本循環器学会専門医 日本心血管インターベンション治療学会認定医 |
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専門分野・研究分野 | 心血管インターベンション治療 内科ジェネラリスト 新しい治療道具(ガイドワイヤーやバルーン)の評価 |
氏名 | 兵働 裕介 | |
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職名 | 医務局循環器内科部長 | |
出身校(卒業年) | 新潟大学(平成19年) | |
認定資格等 | 日本内科学会総合内科専門医 日本循環器学会専門医 日本心血管インターベンション治療学会専門医 |
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専門分野・研究分野 | 心血管インターベンション治療、冠動脈イメージング研究 |
氏名 | 石村 昌之 | |
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職名 | 医務局循環器内科部長 | |
出身校(卒業年) | 三重大学(平成20年) | |
認定資格等 | 日本内科学会認定内科医 日本循環器学会専門医 医学博士 日本不整脈心電学会不整脈専門医 ICD/CRT研修修了証取得者 |
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専門分野・研究分野 | 不整脈カテーテルアブレーション、ペースメーカー(リードレス、ICD、CRT) |
氏名 | 高原 正幸 | |
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職名 | 医務局循環器内科部長 | |
出身校(卒業年) | 日本大学(平成20年) | |
認定資格等 | 日本内科学会認定内科専門医 医学博士 日本循環器学会専門医 日本心血管インターベンション治療学会 認定医 |
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専門分野・研究分野 | 冠動脈・下肢動脈インターベンション、末梢動脈疾患の診断治療など |
氏名 | 葛 備 | |
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職名 | 医務局循環器内科部長 | |
出身校(卒業年) | 弘前大学(平成21年) | |
認定資格等 | 日本内科学会認定内科医 日本循環器学会専門医 |
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専門分野・研究分野 | 循環器全般、冠動脈インターベンション 心臓・血管カテーテル法、インターベンション治療、心アミロイドーシス |
氏名 | 寺林 郁人 | |
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職名 | 医務局循環器内科部長 | |
出身校(卒業年) | 自治医科大学(平成22年) | |
認定資格等 | 日本内科学会認定内科医 | |
専門分野・ 研究分野 | 循環器全般 心臓・血管カテーテル法、インターベンション治療 |
氏名 | 山浦 貴士 | |
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職名 | 医務局循環器内科医員 | |
出身校(卒業年) | 信州大学(平成30年) | |
認定資格等 | ||
専門分野・ 研究分野 | 循環器全般 |
氏名 | 石木田 修平 | |
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職名 | 後期臨床研修医 | |
出身校(卒業年) | 千葉大学(令和3年) | |
認定資格等 | ||
専門分野・ 研究分野 | 循環器全般 |
氏名 | 尾崎 僚 | |
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職名 | 後期臨床研修医 | |
出身校(卒業年) | 新潟大学(令和3年) | |
認定資格等 | ||
専門分野・ 研究分野 | 循環器全般 |
非常勤(五十音順)
氏名 | 関根 泰 | |
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職名 | 前部長 | |
出身校(卒業年) | 千葉大学(平成8年)千葉大学大学院修了 | |
認定資格等 | 日本循環器学会専門医 医学博士 | |
専門分野・研究分野 | 心エコーによる心臓病の診断 心不全診療 | |
※毎週 月曜日・水曜日・金曜日 午後 、木曜日 午前 |
氏名 | 関根 有希子 | |
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職名 | 非常勤医師 | |
出身校(卒業年) | ||
認定資格等 | ||
専門分野・研究分野 | 心エコーによる心臓病の診断 | |
※ 毎週月・木曜日 |
氏名 | 藤本 善英 | |
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職名 | 元部長(国際医療福祉大学成田病院兼任) | |
出身校(卒業年) | 千葉大学 (平成5年) | |
認定資格等 | 日本内科学会総合内科専門医 日本循環器学会専門医 日本心血管インターベンション治療学会専門医 |
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専門分野・研究分野 | 狭心症・心筋梗塞の診断と冠動脈カテーテル治療 | |
※ 不定期火曜日 心カテーテル治療 |
診療実績
2024年6月6日 定期更新実施