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現在地: ホーム 診療科紹介 (50音順) 泌尿器科 手術支援ロボット「da Vinci(ダビンチ)」

手術支援ロボット「da Vinci(ダビンチ)」

1.手術支援ロボット「da Vinci(ダビンチ)」について

現在、当院は前立腺癌に対する手術をロボット支援手術で施行しております。

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 前立腺を含めた排尿、性機能に関する解剖学、骨盤構造は、開腹手術時代、長い間理解が進みませんでした。腹腔鏡手術が導入され、拡大視野で観察できるようになったこと、出血量が減り視野が格段によくなったことでその理解が急速に進みました。
 しかし、腹腔鏡手術は手術道具の可動性に強い制限があり、特に前立腺全摘ではやや技術的に困難とされ、広く普及しませんでした(私は腹腔鏡で施行していましたが)。もう一つの欠点である2D画像(肉眼は当然3Dで認識しています)と合わせて改善したのが手術支援ロボットです。人間の手首の可動性をも超えたロボットアーム、拡大視野の利点をそのままに3D化した画像により腹腔鏡手術が誰にでも比較的平易に施行できるようになりました。
 しかし、ロボット支援手術にも欠点はあります。ひとつは触覚の欠如、もうひとつはロボットアームの干渉です。
 前者は我々が直接患者さんの体に触らないためやむを得ない欠点ですが、後者はせっかくロボットアームの高い可動性により腹腔鏡手術の欠点を補ったにもかかわらず、患者さんの体外で大きなロボットアーム同士がぶつかってしまい、結果手術操作に制限がかかってしまうというものです。完全にその干渉をなくすことはできませんが、当院で導入されている最新型のダビンチXiはロボットアームをより小型化し、患者さんの体外での可動性も向上させることで、ロボットアーム同士の干渉を飛躍的に改善しました。また操作性についてもより平易となり、手術時間を含めた手術成績の向上、ひいては患者さんの体の負担の軽減になると考えております。

2.低侵襲手術に対する価値観

低侵襲性手術に対する価値観=医療技術の効果÷侵襲性

  • Efficacy:「効果」 =病気を回復するという観点 から見た手術の成功
  • Invasiveness:「侵襲性」 =傷、疼痛…日常活動を 妨げる可能性、程度の指標

「制癌性」「低侵襲」「安全」 →有効提供 = Value「価値」

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  *Open Surgery:開腹手術
  *Alternative Therapies(radiation):代替医療(放射線)
  *da Vinci:ダビンチ

泌尿器科部長 河合 正記  平成29年08月25日

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