産科病棟の紹介(正常な自然分娩も受入れています)
当院では正常な自然分娩からハイリスクな分娩まで幅広く質の高い医療を提供し、安全で快適な妊娠・出産・育児を支援しています。
認定を受けたアドバンス助産師によるサポート
アドバンス助産師とは、助産実践能力が一定水準に達していると認定された助産師であり、5年ごとの更新があることから日々専門能力を高める事が求められています。
また、「自立して助産ケアを提供できる助産師」として公表することができ、現在、当院では10名の助産師がアドバンス助産師の認定を受けております。
充実した母親学級及び外来妊婦個別相談
当院の母親学級は1コース4回、助産師を中心として、栄養士・歯科衛生士・小児科医師の講義と体験が盛り込まれており、正しい知識を得ることができます。母親が中心ですが、父親の参加も可能です。
また、助産師が交替で外来妊婦個別相談を開催しています。「妊娠・出産についての正しい知識を得て、積極的に心と身体の準備をして幸福を感じる体験をより一層素晴らしい体験にしよう」をスローガンに、妊婦さん一人ひとりに極め細やかな相談ができる場を提供しています。
出産当日には、母親学級や外来妊婦個別相談等を通じて顔見知りとなった助産師が病棟にてお迎えいたします。
令和4年4月からは、厚生労働省から勧められている産後2週間健診を始めています。 退院後、お母さんに心配事や不安事が出てくるのがちょうどこの時期です。健診では私たち産科スタッフに気軽にお話しいただき、少しでも安心して、楽しみながら子育てをしていただけるよう一緒にお手伝いさせていただきます。また、産後の乳房ケアを外来にて行っており母乳育児のアドバイスもしています。
開催日 | 母親学級の内容 |
第1回目 第1月曜日 |
妊娠中の保健、 妊娠の生理・定期健診の必要性 |
第2回目 第2月曜日 | 赤ちゃんの衣類と育児用品、 口腔内の衛生・妊婦の栄養 |
第3回目 第3月曜日 | 妊婦体操と弛緩法、 分娩経過と呼吸法 |
第4回目 第4月曜日 | 入院の時期と必要物品、 入院中の生活 |
【外来妊婦個別相談】
受付時間:平日 午前9:30~12:00
充実した新生児のフォロー
出生した新生児は、入院期間中に新生児科医師による健診を週3回行い、気になることがあった場合は24時間体制で診察を行っています。
また、整形外科医師の股関節脱臼の診察やその他必要に応じ、専門医師の診察を受けられることも総合病院の利点です。
なお、当院では出生直後の赤ちゃんの写真と、産声の「うぶ声アルバム」と「ダイアリー・臍の緒」をプレゼントいたします。「うぶ声アルバム」は特にお母さん方に好評を頂いております。
地域周産期母子医療センターとしての役割
当院は地域周産期母子医療センターとして、木更津市・君津市・富津市・袖ケ浦市の4市を中心とした周産期医療の中核を担い、24時間体制で地域の産院からの母体搬送を受け入れ、高度で適切な周産期医療を提供しています。
産科・新生児科病棟は産科30床・NICU(新生児集中治療室)9床・GCU(新生児回復期病室)32床で構成され、NICU・GCUでは特別なケアが必要とされる新生児を受入れております。
これからもスタッフ一同地域の皆様の声を大切に、良質で安全な医療・看護を提供して地域周産期母子医療センターの役割を果たしてまいります。
2024年6月3日 定期更新実施